1949-09-09 第5回国会 衆議院 商工委員会 第33号
ところが石炭にしても何にしても、大体全般的な價格の形成は、これまでの原價計算並びに関連物資との均衡から、今度は滯貨ができてどうもならぬとかいうようなものばかりが、みな補給金を打落したり自由販賣ということになると、これは自由販賣にして自由な需要を喚起するという言葉は、一皮裏をひつくり返すと、合理的な関連物資との関連のある價格体系を保ち得ないという段階まで、日本の縮小再生産というかドツジ・ラインの行過ぎから
ところが石炭にしても何にしても、大体全般的な價格の形成は、これまでの原價計算並びに関連物資との均衡から、今度は滯貨ができてどうもならぬとかいうようなものばかりが、みな補給金を打落したり自由販賣ということになると、これは自由販賣にして自由な需要を喚起するという言葉は、一皮裏をひつくり返すと、合理的な関連物資との関連のある價格体系を保ち得ないという段階まで、日本の縮小再生産というかドツジ・ラインの行過ぎから
この暴落する炭價が從來原價計算の方針で價格体系の基礎になつておる。これ炭價が下るばかりでなしに、これはさつきも質問したのありますが、事務当局の方からどうもはつきりした答弁がない。季節的な変動が自由経済には出て來るわけです。それから地域的の炭價の差というものが大きなものが出て來るわけであります。石炭を野放しにいたしますと、石炭の炭價を基準にするところの價格体系というものがなきなつてしまうわけである。
○今澄委員 それで今度は今の日本の價格体系でございますが、需要産業である石炭が自由販賣ということになりますと、たとえば鉄鋼向けの石炭の補給金をはずしても、相当な影響が今日現われている。三割五分ばかり製品が値上げになるそうでございます。
○稻垣國務大臣 根本論から言うと、さつきの議論にあともどりするように存じますので、價格体系の問題だけ御返事申し上げさしていただきたいと思います。もとより石炭が大きな領域を占めておりますところの價格体系というものがあり、石炭が野放しにされてということのために、原單位の中に含まれますところの石炭の價格というのが、あいまいになるということはもとよりであります。
そうすると價格はいろいろの状況によつて下りもするし、非常にでこぼこができてしまつて、今御説明がありましたように價格体系はどうしても維持することができないことになる。石炭の價格が確定しないでどうして價格体系を維持することができるかということは、今の御説明ではどうしてもわれわれには了解することができない。これが第一であります。
そういたしますとこれは基礎産業でありますから、これがただちに鉄鋼にしろ、発電にしろ、その他のものに影響して來るわけでありますが、影響して参りますと、一体現在立てておられる價格体系ともいうものが維持できるかどうか。石炭の價格が動揺し、浮動するといことになつて、どうして價格体系を維持するのか。これをまた中心にいたしまして、どうして生産体系を維持することができるか。
そこで價格体系についていろいろ伺いたいことがありますが、きように時間もありませんし、一應これだけの、今鉄鋼局長が話されたような数字で行つて、マル公を撤廃するような計画はございませんか。
たとえば最高價格を決定しても、ダンピングがどんどん行われれば、これは價格体系がくずれてしまう。炭の價格体系がくずれるならば、民主自由党内閣がやつておる價格体系はくずれざるを得ない。これをくずれぬと思いますかどうですか。 その次には四千二百万トン計画がくずれぬと言われますが、くずれる。くずれざるを得ない。炭價の暴落が必至なんだ。ダンピングが必至だ。そして賣込みが必至だ。
それは生活費と生産費とを振りわけて二・五と七・五にわけて、偶然の一致で二・五という数字が出て來たから、七月でもよいじやないかという偶然の一致が、今日七月バツク・ペイを妥当ならしめておるゆえんであつて、これは理論上の基礎がない、やはり将來においてあらゆる價格体系がくずれて來た場合におきましては、十月にバツク・ペイを行わなければならないものなるがゆえに、農林当局としては、右方針にのつとつて、バツク・ペイ
從いまして物價廳が細大漏らさず、ともかくも日本経済全般にわたつての一應の價格体系、並びに個々の物價についての種々なる操作を行つて参りまする性格としては、私どもとしてはこれがなくしてわが國の経済を十分理解し、また政治の上で処理をして行くことは困難ではないかと考えておりますので、これを十分効果的に機能を発揮いたしますならば、お説のような点がむしろ日本経済全体として適当に処理されて行くのであつて、もしこういう
三百六十円にきめられた結果、政府の立場として一應考えられるのは、補給金の方をふやすか、あるいはこれをやめて價格体系に手をつけるか、あるいは経費の節減その他によつてその費用を捻出するか、三つしかないだろうと思います。
○中曽根委員 大藏大臣にお尋ねしますが、先ほども主計局長にお聞きしましたところ、價格体系には手をつけない。それから追加予算も組まない。合理化あるいは操作によつてやつて行く、こういうお話ですが、ところが御存じの通り八百三十三億の半分くらいの四百億は食糧と飼料です。そういたしますと、食糧代金は合理化の余地がないのですから、残りのもので合理化をやらなくちやならぬということになる。
併し一挙にこの補給金を廃止いたしますると、現行の價格体系を激変せしめて、そのために経済界に不測の混乱を招く虞れがありますので、この修正案におきましては、この点に考慮を拂いまして、先ず第一に特定産業に対する石炭の價格を一般並の炭價に引き直すために一ケ月間の余裕を置くことにいたしております。すでに昨年度より日本鉄道に対する石炭の供給價格は一般並に引き直しております。
而も價格調整費を幾らか削つたことによつて、実際に價格体系に大きな穴をあけるかどうかという点は、私は殆んど今後影響はないのだと思います。勿論部分的に影響があるならば、それはそれとして價格調整費という形でなくても調整は付くわけでありまして、適当な対策は立ち得ると思います。
そこで私共その際に、買取價格におきましてメリットの割込みが非常に困難であるならば、せめて今申上げましたように、販賣價格をプールいたしておりまするから、この販賣價格の面において、メリットを織り込んだ價格体系に移行しなければならんということで、公團としても具体案を出したのでありまするが、御承知のように、昨年の大幅の物價改訂の際には、先ず石炭を決めて、その石炭價格による他の物資の價格を同時に決定しなければならんというところまで
政党の一部におきましても、配炭公團を即時廃止するという御意見があるようでありますが、私共も配炭廃止それ自体について必ずしも反対するものではありませんが、恐らく廃止しつ放しでいいかどうかという問題につきましては私共の現在の段階においては、今申上げました需要関係から言いまするというと、質のアンバランスのある限りにおいて計画輸送ということは、これはどうしてもしなければならぬ、それから更に價格体系が石炭の價格
この点から、日本の経済の段階からすれば、生産水準の低位、資本の欠乏、價格調整金による人為的均衡の維持、價格体系の不調和と國際價格体系よりの遊離、貿易環境の障害等の弱線をいまだに内藏するわが國民経済の段階よりすれば、当然第一に財政規模の縮小、企業の合理化の徹底、價格体系の正常化、資本蓄積の促進、この四つを原則として國民経済に急激なる衝撃を與えざるようインフレをスロー・ダウンさせる基本方針をとるべきだつたのであります
昨日いろいろな例を挙げて、私は、例えば逓信大臣が逓信委員会で六千三百三十円の賃金ベースは、昨年の七月以來の実態生計費が二〇・三%に上昇した以上、現在において変えなければならないので、鋭意努力中であるということを言われたから、或いに日本の重要産業の價格政策が、非常に強い政府の政治的な圧迫が加えられまして、價格体系が混乱状態にある、その混乱状態の皺はそのまま各産業の賃金に及んでおりまして、各産業の賃金は
実はたとえば石炭行政というような問題でございますが、これは生産体系あるいは價格体系の基本をなす重要問題であつて、こういう問題はまた日本の全産業の一つのモデルにもなるわけでございますから、もつと網羅的と言いますか、單に物價廳はかく考える、生産方面はかく考える、石炭廳はかく考え、物價廳はかく考える、どれもそれを総合してまとめるというようなところが、どうも役割としてはあつたのでありましようが、実際は果して
價格調整金におきましても、かように厖大に膨らんであるというような実情から見まして、而も見返り資金は別途でありましようが、價格調整金の方は概ね所得税の増收等によつて、これが充当される筋合のものでありまして、これは全く國民から抽出して、この方へ補給するというようなやり方、こういうことが果して健全なる日本の産業復興なり或いは價格体系を維持しようという問題に良心的に一致するかどうか、非常に我々疑問を持つているわけであります
○青木國務大臣 従来の價格体系は御承知の通りたくさんの物價の集計であり、しかも基礎材資その他重要資材一般に関しましての引上げとかそういつた問題は、きわめて愼重に取扱つて参つております。
第三番目は價格体系を安定價格体系に編成がえする必要がある。この三つを基礎にして予算編成をやらなければならぬ。ところが政府の政策はスケールにおいても、あるいは價格体系、資金計画、生産計画においても、われわれの考えと大分違つている。その点でこの予算にはいまだに納得し得ないのであります。
○中曽根委員 しからばこの資金計画の問題は一應おいて、價格体系の問題について伺いたいと思います。政府は價格体系をこのまま維持して復興をやろうというお考えでありまするが、私らはこの價格体系を現行で維持することは、二つの点からまずい点があると思う。一つは國際價格とのアンバランスがこれよつてますますひどくなる。
過日の國会を通過いたしました、各公團の存続を三ケ月間延長する、七月一日からどういう機構になるか、今政府で御檢討中のことと考えますが、この價格の調整、設定を、聞くところによりますと或いは近い將來に撤廃してもいいんじやないかという見解もあるように伺うのでありますが、基礎原料たる石炭の價格のプールを外しました場合において鉄、セメントあらゆる産業が現在におきましては、石炭の平均三千三百円という販賣價格を價格体系
そういうためには全國の單一的な、いわゆるメリツト制を考えて貰わないと、合理化の支障になることが懸念されるのであります、又更に、石炭の價格というものは、あらゆる價格がそうでありましようが、殊に九原則その他單一爲替レートと直結するようなあり方から考えましても、やはり経済の原則に從つた價格体系にならないと、そういう点からもメリツト制というものが非常に必要な問題になつて來るのではないかというふうに考えるわけであります
このでこぼこは補正すべきものであると思うのでありますが、同時にこのでこぼこの補正というものが、今日現在の價格体系で成り立つておりますところの一般のいわゆる物價基準というようなものを打ち壞す因にもなりますので、この價格体系の補正というものは余程愼重にやりませんと影響するところが多いのではないかと、かように考えておるのであります。
これは價格体系の問題ももちろんありますが、石炭の減産を來さないためには、適切なる金融措置がこれに伴つて行かなければいけないと思います。もし四千二百万トン出炭の本年の計画に齟齬を來すならば、産業計画、輸送計画もはなはだしい手違いを生ずると思います。
あとで所得税の問題のときにお伺いしますから、その点は留保して、次に進みますが、今日の價格体系で電力料金、石炭價格、貨物運賃、これらは相当私はゆがめられた價格体系だと思います。低物價政策はもとよりけつこうでございますが、その問の調整がきわめて必要だと私は思います。一般國民生活に影響のない範囲において、かような價格体系をこの際根本的にかえて行くことが必要だと思います。
それから第三点でありますが、今回の價格体系は、企業の大幅な企業努力と合理化ということを期待するということから、基礎資材につきましてはその企業合理化を目指しまして一應價格を据置くということに相成つておりますし、又第二次、第三次製品の企業について、基礎産業と同じように大幅の企業努力を期待すべきものであるという観点から、基礎資材の價格は据置であり、又安定帶物資の消費者價格も引上げられないということでありますので
即ち昨年六月に発足しました現行價格体系は、その後の経済條件の変化によりまして、若干のひずみが生じ、このため経済の合理的な運行が阻碍せられる面も見受けられるので、これが調整は必要に應じて行う方針ではありますが、全体としての價格水準の引上はこの際避ける方針であります。
すなわち、昨年六月に発足しました現行價格体系は、その後の経済條件の変化によりまして若干のひずみを生じ、このため経済の合理的な運行が阻害される面も見受けられますので、これが調整は必要に應じて行う方針ではありますが、全体としての價格水準の引上げは、この際避ける方針であります。